
ヒージャーバブルに沸く沖縄のヤギ市場。しかし、ヤギ農家が儲かっているのかというと、決してそうとも言えません。
▼ヤギ農家・石原昌司さん「1400~1500円くらいだったけど、ここ5~6年で今2500円くらいですね。ヒージャーバブルとか色々言いますけど後継者不足もあるし飼料高騰化、コロナもあったし。その打撃というのは、ヤギ農家は相当ありますよ」
ロシアのウクライナ侵攻や円安などの影響でヤギのエサとなる穀物などの価格が高騰。ヤギを育てるうえで必要な様々なモノの価格があがっているのです。
また、他の家畜と比べるとヤギは病気に弱いため多頭飼育が難しく、安定的な収入を得ることも容易ではありません。県によりますと、県内のヤギ農家は飼育頭数が19頭以下の小規模農家が全体の9割あまりを占めていて、そのほとんどが兼業とみられています。
▼ヤギ農家・石原昌司さん「県産ヤギをぜひたまには“ヒージャーグスイ”と思って料理店にも足を運んでもらい。県産ヤギがもっともっと皆さんに広がることを願っていますね」
「ヤギ」の食文化は、ヤギを愛する多くの人の努力によってなんとか守られているのが実情です。沖縄の伝統料理を守っていくためにも、安定した価格で取り引きされることが望まれます。
