エサ代や燃料費の高騰などで肉用牛の生産が厳しさを増す中、団結して危機を乗り越えようと長崎県内の生産者らが集まる大会が長崎市で開かれました。
肥育農家の塚本貢大さん「やっぱりエサ代の高止まりですね。売った分だけ赤字になったりもするので」

この大会が開かれるのはBSEの影響で牛肉の消費が落ち込んで以来23年ぶりで、長崎県内の生産者200人以上が参加しました。

JAグループ長崎によりますと、長崎県内の肉用牛飼育頭数はおととし全国5位に上がったものの、ロシアのウクライナ侵攻による穀物や燃料費の高騰に急激な円安が重なり生産コストは3年前の1.5倍となっています。

大会では、若手生産者の代表が子牛価格の下落が続き経営の危機に瀕している現状を訴えたほか、関係団体による生産者支援の取り組みなどを確認。

参加者は大会を通して、団結して危機を乗り越える決意を新たにしていました。













