■世界バレー 2次ラウンド 日本ープエルトリコ(日本時間7日・オランダ)

バレーボールの世界ナンバー1を決める、世界バレー女子大会。プールE5位で世界ランキング7位の女子日本代表は、同17位のプエルトリコにスピードバレーを展開し、セットカウント3ー0(25-16、25-19、25-21)でストレート勝ち。ベスト8進出へ王手をかけた。
中国戦で右足首を捻挫した古賀紗理那(26)は第3セットから出場した。

スタメンはサーブ順に石川真佑(22)、山田二千華(22)、林琴奈(22)、井上愛里沙(27)、島村春世(30)、関菜々巳(23)、リベロ・福留慧美(24)。

日本は試合前の時点でプールE5位。ベスト8へは上位4チームが進むため、大事な一戦。過去6戦6勝のプエルトリコに対し第1セットは、スピードで勝負。速さが武器の井上のバックアタック、島村の移動攻撃で得点を重ねる。日本はサーブで相手の攻撃の軸、エンライト(31)を狙い、ディフェンスを崩した。さらに粘るプエルトリコとのラリーもしっかり制して25-16で先取した。

第2セット序盤はセッター関のトス回しが光った。積極的にミドル陣を使い、プエルトリコにブロックの的を絞らせず4連続得点で5-1とリード。しかしミスが重なり10-10の同点とされると、関はここまでチーム最多得点の井上に託した。これをしっかり井上が相手コートに叩き込み流れを再び引き寄せた日本。終盤は詰め寄られるも25-19で2セットを連取した。

第3セットは井上に代わり、スタートから中国戦で右足首をねん挫したキャプテン古賀紗理那(26)が出場。まだ100%ではない古賀がブロックされるなど終盤まで競り合い19-19。すると古賀が連続でスパイクを決め2点リードするもさらに追いつかれ21-21。しかし日本の絶対的エース古賀がふたたびレフトから渾身のスパイク。1点リードするとこの日、絶好調の島村の移動攻撃などでマッチポイント。最後は古賀がブロックでこの試合を決めた。
日本は負けられない試合でストレート勝利を収め、6勝2敗とした。

試合後、眞鍋監督は「第3セットで古賀も使えたから非常に良かったです。足の方もかなり良くなりまして、次のオランダ戦もありますから、古賀には活躍して欲しいと思っています。島村の攻撃、林とのコンビも良かった。今日はサーブとサーブレシーブが非常に安定していました」と語った。

次戦は2次ラウンド最終戦。9日(日)に世界ランキング10位のオランダと対戦する。※世界ランキングは試合前時点