宮城の日本酒を海外に売り込むための取り組みです。アメリカの日本酒専門店などの担当者を招いた酒蔵の見学会が17日、宮城県白石市の酒造会社で行われました。

見学会が行われたのは、白石市にある1873年創業の老舗「蔵王酒造」です。17日は、アメリカの日本酒専門店と卸売業者から買い付けの担当者3人が招かれ、酒蔵のなかで原料がアルコール発酵する様子など日本酒の出来上がる工程をひとつひとつ見学しました。3人はその後、蔵王酒造で作られた日本酒8種類を試飲し、味の違いを確かめていました。

日本酒専門店の店長:
「素晴らしい見学になった。各工程でこの酒蔵の特徴があるということを学び、とても勉強になった」
蔵王酒造 渡邊毅一郎社長:
「感触としては『おいしい』と思ってもらえたのでは。日本酒を海外の人が認知する一助になれば」

この見学会は、宮城の日本酒を海外に売り込み販路開拓を支援しようと宮城県が主催したもので、18日以降も県内4つの酒造会社で見学会が行われます。