「後部座席でシートベルトをつけない」どれだけのリスクがある?

JAF(日本自動車連盟)岡山支部によりますと、交通事故の際、後部座席でシートベルトを着用しなかった場合、

①社内の構造物(柱や座席など)に激突し、自らが傷害を負う。
②運転者や助手席同乗者にぶつかり、危害を加える。
③窓などから車外に放出される。

といったリスクがあるということです。

よってJAF(日本自動車連盟)岡山支部では、
「後席シートベルト着用がいまだに定着していない。子どもに自分と同乗者の命と安全を守ることの重要性を示すためにも、大人が率先して、必ず全ての座席でシートベルトを着用して欲しい」と呼び掛けています。

なおJAF(日本自動車連盟)岡山支部によりますと、岡山県内での高速道路3か所における後席シートベルト着用率は、74.6%(前年比4ポイント増)であり、前年を上回ったものの、全国合計の着用率79.7%を2年連続で下回ったということです【画像③】。

【画像③】画像提供:JAF(日本自動車連盟)

一方、岡山県内の一般道路16か所における後席シートベルト着用率は49.7%(前年比7.2ポイント増)となり、全国合計45.5%を4.2ポイント上回りました。全国合計を上回るのは2018年以来6年ぶりだということです【画像④】。

【画像④】画像提供:JAF(日本自動車連盟)

2008年に一般道路・高速道路で後席シートベルト着用が義務化され、16年以上が経ちました。岡山県内では一般道路では半数以上が後部座席でシートベルトを未着用、ということがわかりました。