中日ドラゴンズの沖縄キャンプ第4クール2日目、開幕投手候補の髙橋宏斗投手が今季初となる実戦形式のシート打撃に登板した。投手陣を引っ張るエースとして期待がかかる右腕のピッチングに注目が集まった。

髙橋宏斗投手と村松開人選手(C)CBCテレビ

34球の内容に手応え

1イニング目は、村松開人選手を遊ゴロに打ち取ると、ジェイソン・ボスラー選手と石川昂弥選手に連続ツーベースを許すも、後続の福永裕基選手をセンターフライ、宇佐見真吾選手をセカンドゴロに抑えた。2イニング目も2本の安打を許すものの、最後は細川成也選手をファールフライに打ち取り、シート打撃の投球を終えた。9人の打者に対して34球を投じ、被安打4、四死球0という結果に、この日一軍キャンプに初参加した金丸投手も「同学年と思えないくらいすごかった」と舌を巻いた。

金丸夢斗投手(C)CBCテレビ

開幕投手へ順調に調整進む

登板後、髙橋投手は「身体の状態は良い。順調に来ている」と口にする一方で、150キロ台前半だった球速には「もう少し出てもよかった」と振り返った。またカーブについては「ゾーンの中で勝負できた」と手応えを口にした。今後は「いまは身体がきつい中で投げているので、もう1つ2つレベルアップしていきたい」と意欲を示した。初の開幕投手を目指し着実に調整が進んでいる。

髙橋宏斗投手(C)CBCテレビ