来年度、周辺の学校と統合される大崎市の鳴子小学校で16日、閉校式が行われ児童らが学び舎との別れを惜しみました。

閉校式には、児童や地域住民らおよそ300人が出席しました。吾孫子修校長が「152年の幕を閉じる最後の在校生として胸を張ってほしい」と児童を励ましたあと、児童の代表が校舎に別れを告げました。

児童代表・鈴木弥柚さん(6年):「この校舎と校庭で過ごせる残りの時間を大切にし、来年度また新たな伝統を私たちでつくってきたい」
1873年(明治6年)に開校した鳴子小学校は全校児童がピーク時の1958年にはおよそ1200人いましたが、少子化により現在は47人にまで減少。今年度限りで152年の歴史に幕を下ろすことになりました。
6年生の児童:「鳴子小学校が無くなるのは寂しいが中学校でほかの学校のみんなと頑張りたい」
大崎市は鳴子小や川渡小など鳴子温泉地区の小中学校4校を統合し、今年4月、現在の鳴子中学校の校舎に義務教育学校の「鳴子小中学校」を新たに開校します。