インターネットでは約1年待ちで、店舗でも行列ができる人気の豚まんです。岡山市北区の中華総菜店が「豚まんの無人販売」をスタートさせました。その狙いとは?

お昼時には行列ができることも多い、中華総菜店「山珍」です。


角煮やうずらの卵が入った手作りの豚まんを、「営業時間を気にすることなく楽しんでほしい」と、10月1日から無人販売を始めました。

(広東菜館 山珍 仁後 玲訪奈 社長)
「本店の改装をきっかけに、やってみようかなと思って始めました。いつでも買えて、便利になったって言ってくれていますね」
山珍本店での豚まんの無人販売は、営業終了直後の午後6時~開店直前の翌朝10時まで。


また、問屋町には新たに無人販売所をオープンさせ、午前10時~午後11時まで冷凍の豚まんと餃子を販売しています。


商品と引き換えに代金を入れるのは、なんと「賽銭箱」です。

(広東菜館 山珍 仁後 玲訪奈 社長)
「神社っぽくしたらいいのではないかと思って。日本人ってお賽銭に馴染みがありますし」

無人販売所には、防犯対策としてカメラが設置されています。

(広東菜館 山珍 仁後 玲訪奈 社長)
「やはり悪い方ばかりではないと思う。逆に良い方のほうが多いのではと思う。こういう風にして皆さんの善意で成り立つようにさせてもらいました」

無人販売の開始に豚まんのファンは…

(客)
「そやから豚まん。便利がいい。車がすいている時に来られるしな」

「出勤前とかに買えると便利だと思います。」





人気の豚まんをいつでも味わえます。無人販売所のオープンでより多くの人のもとに届きそうです。