中日ドラゴンズの沖縄キャンプ第4クール初日、Agre スタジアム北谷で行われた全体練習後、思わぬ光景が広がった。浅尾拓也投手コーチによるサイン会が開かれ、長蛇の列ができた。コーチになっても現役時代から変わらぬ人気を誇る浅尾コーチの魅力に、ファンは今も心を奪われているようだ。
「タクヤ」と名付けた愛犬も15 歳に
この日のサイン会に並んだのは、三重県から訪れたという姉妹だ。「まじでかっこよかった!顔が拳くらいしかなかった」と、興奮気味に語る姉妹は、浅尾コーチの現役時代からの大ファンだという。その熱烈な思いは、飼っている柴犬の名前にも表れている。「浅尾さんが好きすぎて飼っている柴犬の名前を『タクヤ』にしました。タクヤは15 歳で今も元気です」と姉妹は明かした。浅尾コーチの現役時代の思い出を尋ねると、「2011 年の優勝決定の試合で浅尾さんが投げていて、最後に谷繁さんと抱き合うシーンが印象的でした」と、懐かしそうに振り返った。
井上監督の影響も?、充実のファンサービス
姉妹は3年連続でドラゴンズの沖縄キャンプを訪れているという。「今年はファンサービスがすごいです。井上監督の影響だと思います」と、チームの雰囲気の変化を感じ取っている様子だった。井上一樹監督が就任して初めての沖縄キャンプ。選手たちの姿勢だけでなく、ファンサービスの面でも新しい風を感じさせている。浅尾コーチのような人気者の存在も、チームの一体感を高める大きな力となりそうだ。














