◇《迫る解散命令の判断…“全宗教界への弾圧”と訴える動き》

政府は2023年、東京地裁に旧統一教会の解散命令を請求。1年半近く続いた審理は、今年1月に終わり、裁判所は3月、判断を示すとされます。

一方、信者らは、裁判所の審理に並行して、全国で集会や街頭演説を行い、憲法が保障する“信教の自由”を訴えています。

旧統一教会 札幌の信者による街頭演説(1月26日・札幌)
「信教の自由の問題は、宗教団体すべての問題!日本の岐路に立っている!」


教団の動きを20年以上、取材する鈴木エイトさんは、こう指摘します。

旧統一教会を長年取材 鈴木エイトさん(去年12月・札幌)
「(旧統一教会は)解散命令を何とか逃れようとして、シンポジウムや集会を開いて、そこにいろんな既存の宗教団体を巻き込もうとしているんですね」

旧統一教会を長年取材 鈴木エイトさん(去年12月・札幌)
「旧統一教会という個別の解散命令請求ではなくて、全宗教界に対する国の弾圧だという形に持っていこうとしているんですね。ずっと教団側は抵抗を続けていますけれどね」