世界平和統一家庭連合=旧統一教会への解散命令請求から1年半近く、東京地裁は3月、判決を出す見通しです。
教団の信者は今、何を思うのか。両親が信者で生まれながらに信仰を持つ、札幌の2世信者の胸の内です。
◇《合同結婚式で夫婦になった両親…2世信者の葛藤》
札幌に住む30代の2世信者の男性です。今回初めて、メディアの取材に応じました。

旧統一教会 現役2世信者の男性(30代)
「(宗教2世であることが)マイノリティだなと感じるなかで、やっぱり教会が拠り所だったっていう部分は、2世には、少なからずあるのかなと」
「本当に(教団が)解散することで失うものというのは、ちょっと自分の中では、大きいなと感じています」

男性の両親は1980年代、それぞれ旧統一教会に入信。1989年に韓国で行われた、旧統一教会による『合同結婚式』で結ばれました。

旧統一教会 現役2世信者の男性(30代)
「(周りに)言えなかったですね。世の中からも、いいイメージがないっていうのも薄々あって」
「親友とかには、自分の本音を伝えられて『お前はお前じゃん』みたいな、受け入れてもらえて。それが本当に救いだったなって、感じだったんですけれど」