来月のオープンを控え、最終段階に入った新しい広島駅の工事。その駅の北口では、広島県が新しい病院を建設するプロジェクトが進行中です。そのプロジェクトについて大きな変更が検討されています。

3月24日の開業まで、1か月余りに迫った新しい広島駅。現在は、商業施設「ミナモア」の内装工事が進められています。その駅の北口では。

小林康秀キャスター
「あの奥がJR広島駅の北口です。こちらに見えるのが旧JR広島支社の建物です。ここはドラゴンフライズが現在、新しいアリーナの建設を検討中です。その裏手にありますJR広島病院や、左側の開いたスペースに県が新しい病院の計画を進めています」

県が新しい病院の計画を進めているのは、広島市東区二葉の里です。ここに、県立広島病院、中電病院、JR広島病院など4つの医療機関を統合した新病院の建設が予定されています。

湯崎英彦知事
「全国トップレベルの医療を、全ての県民に提供し続ける病院をつくると」

全国トップレベルの医療や「断らない救急」などを目指す県の新しい病院は、地上16階・地下1階建てで、病床数は1000床。整備費は、1300億円~1400億円という大型プロジェクトです。

オープンは、2030年度の見込み。ところが、その計画がここに来て建築費高騰の影響を受けています。

小林康秀キャスター
「新しい病院の建設予定地です。後ろにあるJR広島病院の建物は当初、解体して立体駐車場にする計画でした。しかし、計画が見直され、解体せず、活用する方向で検討されていることが分かりました」

県は、統合するJR広島病院について約58億円で取得。今年4月から新病院がオープンする2030年度までは、JR病院を「県立二葉の里病院」とし、その後は骨組みだけ残して解体、新病院の立体駐車場とする計画でした。

しかし、関係者によりますと、建築費の高騰で整備費が3割程度膨らみ、1710億円~1810億円に上る見通しとなったということです。

このため、計画を見直して解体をやめ、JR病院の建物を医療施設として活用する方向で検討が行われています。一方、立体駐車場については新病院の敷地の北西側が考えられています。

計画変更の検討は14日の県議会で報告されました。

県の担当者
「新病院の建築費等をさらに抑制していくため、JR広島病院棟を建物として活用することや、医療機器整備の種類、数の再精査などについて、検討する必要があると考えている」

このほか、新病院で新たに導入するエックス線透視装置やMRIなど医療機器の数も削減し、今のJR病院にある医療機器も活用を検討。こうした計画見直しで、整備費を当初の見込み内に抑えられるとしています。

今回の変更について、街の人に聞いてみると。

街の人は
「まだまだ上がりますから、人件費や資材費が。大変だと思う。限られたもので再利用するのがいいと思う」

街の人は
「経費とか少ない方がいいと思うし。内容ですよね。中身が変わらないのであれば、それでいいと思いますけど」

県は、2030年度のオープン予定に変更はないとしています。今後のプロジェクトの行方が注目されます。