熊本市役所建て替えの基本計画について、市は来年(2026年)2月の定例市議会で概算事業費についての審議を求める方針であることが関係者への取材で分かりました。

新庁舎建設予定地(熊本・中央区桜町)

熊本市は新たな庁舎を整備するための概算事業費を約616億円としています。

一方で資材価格の高騰や人件費の上昇などで今後事業費が増える可能性も指摘されています。

こうした中、市は2月中にも基本計画から実施設計までを業者に一括発注し、約1年かけて基本計画を策定します。

関係者によりますと、市は年内に4回開く予定の定例市議会で、基本計画の全体方針や新たな庁舎に設ける予定の市民交流スペースの機能などの審議を求める考えです。

そのうえで来年2月の定例市議会では、より具体的な概算事業費や計画の素案について、議会に審議を求める方針だということです。