“車のスマホ化” 業界再編が加速
いま、めまぐるしく変化している自動車業界。その要因のひとつが“クルマのスマホ化”です。

スマホのようにソフトウェアの更新やアプリのインストールで、自動運転など様々な機能を追加できるようになるという次世代のクルマ。中国の通信機器大手「ファーウェイ」やスマホメーカー「シャオミ」が相次いで自動車事業に参入しています。

また、こちらはリビングのような車内。鴻海が2016年に買収した電機メーカーの「シャープ」も、EV=電気自動車のコンセプトモデルを2024年9月に発表。鴻海は自動車事業への本格進出を狙っています。
このEV部門の責任者、実は日産を知り尽くした人物です。

鴻海精密工業 EV事業の最高戦略責任者 関潤氏
「今ご紹介いただきましたように、日産自動車に33年ほどおりまして」
かつて日産のナンバー3まで上り詰め、内田社長とトップの座を争った関氏。2024年9月にはこんな発言も…

鴻海精密工業 EV事業の最高戦略責任者 関氏
「全部自前でやろうと思っているわけではなく、必要であればM&Aをやっていく」
ホンダと日産の経営統合の協議は白紙となりましたが、EVやソフトウェア開発での協力は続けていく方針です。ただ、ホンダの幹部は…
ホンダ幹部
「仮に日産が鴻海と手を結んだら、技術流出などの観点から協業は難しい」
日産の経営は難しい舵取りを迫られています。