「車体のどこからか鳴き声がする…」 相次ぐ猫の救助要請

狭い場所を好む動物と言えば『猫』です。実は、エンジンルームに猫が入り込んでしまい、JAFに救助要請が来るケースが全国で相次いでいるといいます。
「車体のどこからか鳴き声がする」
「生きた状態で、エンジンルームの方にいる」
小さな体が、時には大きなトラブルを招くこともあります。JAF広島支部にその場で簡単にできる2つの対処法を紹介してもらいました。

JAF広島支部 藤田陸さん
「(何の作業ですか?)猫バンバンです。」
車に乗る前に、ボンネットを軽く叩きましょう。猫に「ここにいるよ!」と気づいてもらうための合図です。ただ、手の届きにくい場所に隠れることも多く、簡単には見つかりません。
隠れてしまった猫を見つけるために、スマホの音声認識機能を使うのも有効です。猫の鳴き声に反応して、隠れている場所を特定できることがあります。

JAF広島支部 藤田陸さん
「(ボタンを)押すと、鳴き声が返ってくることが多い。(どれくらいの種類?)1ニャーから40ニャーまで。10ニャーにいくまでに大体返事がある」
猫が出てくるまでに長ければ1時間ほど、静かな探索を続けます。

JAF広島支部 藤田陸さん
「目星をつけたら間隔をあけて(ボタンを)押すと、場所が分かる。JAFで共有されてきた技」
万が一、猫の存在に気づかず車を走らせてしまうとエンジンベルトに巻き込まれて、大けがをしたり、車が故障したりする恐れがあります。