“生死”分ける15~18分…生存率が急激に減
これは、防災科学技術研究所・雪氷防災研究センターが行った落雪の実験映像です。
およそ30キロの雪のかたまりを落とすと、車の屋根がへこむほどの衝撃です。人が乗ることができる丈夫なリンゴ箱も…。
屋根からの落雪の衝撃の大きさがわかります。
万が一、大量の屋根からの雪に埋もれてしまった場合はー。
中村一樹センター長
「屋根全体の雪が落ちてきた場合、その下に人がいた場合、全身が埋まってしまう。大体15分から18分ぐらいで生存率が急激に低下するんですよ。例えば除雪をする時は必ず複数人でというのはすばやく発見して救出するためになっています」

専門家は建物の近くで除雪する時は、軒下から離れることやなるべく複数人で除雪を行うこと、一人で除雪を行う際は携帯電話を持っていくよう呼び掛けています。
そして、雪が降ると足元に気をとられがちですが…
中村一樹センター長
「足元だけじゃなくて頭上に必ず注意を置いておくということに尽きるんだと思うんですよ。雪が屋根から張り出してきて雪庇という状態になってる場合もあります。見た目でこの雪、落ちそうだなとかこの屋根の全体が落ちてきたら危ないなというところをしっかり上も見てその下に入らないというのが唯一の対策かなと思います」
県内は週末にかけて気温が上がる見込みで雪解けが進みそうです。除雪をする際は、十分に注意が必要です。















