子どもの数が減少する将来の新潟県立高校の構想案について考える最後の有識者会議が開かれ、中学生や高校生などに対する分かりやすい周知について意見が出されました。

12日に新潟市中央区で開かれた「県立高校の将来構想」を策定するための有識者会議には、新潟県教育委員会や大学の教授らが出席しました。

新潟県立高校の将来構想について有識者会議では、15年後には中学校を卒業する子どもの数が7600人ほど減少するために県立学校を2034年春までに22校減らして64校になるとする見込みが2024年11月に示されていました。
その後、県は12月に地域別の説明会を開いたほか、パブリックコメントでも意見を募集しています。

今回の会議では、こうした県民からの意見を踏まえて変更した部分などが説明され、構想案についての最終的な意見が有識者に求められました。

【新潟経済同友会 教育問題委員会 坂爪豪 副委員長】
「こういう大きい難しい冊子ではなく、例えば漫画も含めて、中学生やその保護者に分かりやすく示すべきだと思う」
【新潟県 高等学校教育課 石橋弘光 課長】
「前回も概要版を作ったので検討していきたい」

新潟県は、2月17日からの県議会で『県立高校の将来構想案』を説明し、3月末に公表する予定だとしています。

【新潟県教育委員会 佐野教育長】
「少子化のなかで、より良い学校・良い教育環境を、今後も将来にわたって作っていきたい」