本場、下関のフグが宮家に献上されるのを前に、調理の様子が12日公開されました。

山口県下関市のフグに関係する会社でつくる「下関ふく連盟」は毎年この時期、持ち回りでフグ刺しやフグちりのセットを宮家に献上しています。

37回目となる今年は、水産会社「ダイフク」の、この道28年の調理人・井原安信さんが刺身をひきます。

対馬沖でとれた天然トラフグを約1ミリの厚さに薄く引き、直径33センチの皿に丁寧に並べて伝統の「菊盛り」に仕上げました。

ダイフク 井原安信さん
「すごく緊張しました。みなさまにフグを食べていただき、幸せになってもらうような気持ちで引かせてもらいました」

宮家に届けるフグは14日に調理され、赤間神宮でおはらいを受けたあと、空路で秋篠宮家などの4つの宮家に献上されます。