体を張ったプレーが強み
男子にも負けないプレーをしたい。その思いからウェイトトレーニングでフィジカルを強化。体幹が強くなり、体を張ったプレーが海選手の強みになりました。顧問の白鳥直人先生も、この環境こそが、成長の要因だと語ります。

佐沼高校ラグビー部顧問 白鳥直人先生:
男子プレイヤーの3年生が「仙台育英に勝つぞ」と本当に素直に一生懸命に、まずやってみようというのを隣で見ているし、海ちゃんの一生懸命さを男子プレーヤーも見ているし。女子チームの中で練習しているというよりは、うちの男子チームの中で切磋琢磨して相乗効果で強くなっていると思う。

そして1月、高校ラグビーの聖地・花園で行われた東西対抗戦にも東北から唯一出場。

実況:
「ここでいいタックルが入りました東軍!」
ディフェンスを担う海選手の体を張ったタックルは抜群!様々な女子選抜チームで出場を続け、高校女子ラグビーの世界でその名を残してきました。
そんな姿を見て部活では嬉しい変化も。後輩の女子部員が新たに入部したのです。
木川選手:
「2年生の千葉愛來と、1年生の森田世羅です」
ディレクター:
「(中学では)何部だったんですか?」
2年生 千葉愛來さん:
「バレーボール部です」
1年生 森田世羅さん:
「柔道してました」

千葉選手:
「部活動体験で体験してみて楽しいと思ったのと、海先輩に憧れたからです」
森田選手:
「海先輩は面白いです。いつもちょっかい出していきます」
木川選手:
「ダル絡みだよね」
森田選手:
「はい(笑)」
佐沼では少しずつ女子ラグビーの後輩たちが育ちつつあります。