イランは国連安保理に書簡を送り、アメリカのトランプ大統領による非核化に関する発言が「武力による威嚇」にあたると指摘しました。

トランプ大統領は、アメリカメディアに対し、イランとの非核化交渉に意欲を示し「爆撃することなく合意をしたい」などと発言していました。

これについて、イランのイラバニ国連大使は11日、国連安保理に書簡を送り、国際法などが禁ずる「武力による威嚇」にあたると指摘しました。

そのうえで、「あらゆる侵略行為は深刻な結果を招くことになり、その責任はアメリカが負うことになる」などと警告しました。

また、国連安保理に対しても「このような厚かましい言動に沈黙してはならない。武力による威嚇を放置すれば危険な前例となる」などと呼びかけました。