▼気象庁「早期天候情報」
17日頃から「10年に1度程度」のかなりの低温、かなりの大雪になる可能性
気象庁は10日に「低温に関する早期天候情報」と「大雪に関する早期天候情報」を発表しました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい低温・降雪量となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
【北陸地方】低温と大雪に関する早期天候情報
2月17日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.6℃以下
2月17日頃から 大雪
5日間降雪量平年比 232%以上
北陸地方の気温は、17日頃からは寒気の影響を受けやすくなるため低い日が多く、かなり低くなる可能性があります。また、17日頃からは冬型の気圧配置が強まるため、降雪量がかなり多くなる可能性があります。
この期間の主な地点の5日間降雪量の平年値は、以下のとおりです。
地点 平年値
相川 4センチ
新潟 7センチ
津川 33センチ
長岡 26センチ
守門 49センチ
高田 22センチ
関山 49センチ
津南 53センチ
伏木 11センチ
富山 13センチ
砺波 20センチ
猪谷 35センチ
輪島 7センチ
七尾 8センチ
金沢 8センチ
白山河内 25センチ
福井 8センチ
九頭竜 36センチ
敦賀 6センチ
小浜 10センチ
【関東甲信地方】大雪に関する早期天候情報
2月18日頃から 大雪
5日間降雪量平年比 187%以上
関東甲信地方では、18日頃からは冬型の気圧配置が強まるため、長野県北部・群馬県北部を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があります。
この期間の主な地点の5日間降雪量の平年値は、以下のとおりです。
地点 平年値
藤原 46センチ
みなかみ 41センチ
草津 27センチ
野沢温泉 47センチ
信濃町 32センチ
飯山 37センチ
小谷 37センチ
白馬 29センチ
長野 8センチ
大町 23センチ
【東海地方】低温と大雪に関する早期天候情報
2月17日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.5℃以下
岐阜県山間部 2月17日頃から 大雪
5日間降雪量平年比 209%以上
東海地方の気温は17日頃からは寒気の影響を受けやすくなるため低い日が多く、かなり低くなる可能性があります。また、17日頃からは冬型の気圧配置が強まるため、岐阜県山間部を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があります。
この期間の主な地点の5日間降雪量の平年値は、以下のとおりです。
地点 平年値
白川 40センチ
高山 15センチ
長滝 26センチ
【近畿地方】低温に関する早期天候情報
2月17日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.5℃以下
近畿地方の気温は、17日頃からは寒気の影響を受けやすくなるため低い日が多く、かなり低くなる可能性があります。
【中国地方】低温に関する早期天候情報
2月17日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.4℃以下
中国地方の気温は、17日頃からは寒気の影響を受けやすくなるため低い日が多く、かなり低くなる可能性があります。
【四国地方】低温に関する早期天候情報
2月17日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.4℃以下
四国地方の気温は、17日頃からは寒気の影響を受けやすくなるため低い日が多く、かなり低くなる可能性があります。
【九州北部地方】低温に関する早期天候情報
2月17日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.6℃以下
九州北部地方(山口県を含む)の気温は、17日頃からは寒気の影響を受けやすくなるため低い日が多く、かなり低くなる可能性があります。
【九州南部・奄美地方】
低温に関する早期天候情報
2月17日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.6℃以下
九州南部・奄美地方の気温は、17日頃からは寒気の影響を受けやすくなるため低い日が多く、かなり低くなる可能性があります。
【沖縄地方】低温に関する早期天候情報
2月18日頃から かなりの低温
5日間平均気温平年差 -2.5℃以下
沖縄地方の気温は、18日頃からは寒気の影響を受けやすくなるため低く、かなり低くなる可能性があります。
日本気象協会、tenki.jpによりますと、17日頃からは、冬型の気圧配置が強まるでしょう。先週から続いた今シーズン最強・最長寒波の影響で、大雪になったばかりですが、次の大雪への対策が必要になりそうです。大雪によって、交通機関に影響がでたり、車が立往生してしまったりするおそれもあります。
お出かけの方は、予定の変更も視野に入れて、最新の情報を確認してください。
風雪・大雪・低温に伴うリスク
風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。
(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)
停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。
また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。
(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)
事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。
(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)
事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。
続いて雪と雨と風のシミュレーションです。