大阪・関西万博の開幕が近づく中、会場で震災関連の展示を計画する復興庁が11日、内容を紹介するイベントを岩手県陸前高田市で開きました。

(今井 絵理子 復興大臣政務官)
「2025大阪・関西万博という機会を生かして被災地の復興しつつある姿やその魅力を世界に発信します」

イベントには今井絵理子復興大臣政務官が訪れ大阪・関西万博での展示内容を紹介しました。復興庁の展示では「つむぎ、つづける」をテーマに大型映像やパネル展示などで東日本大震災の発生当時の様子や、その後の復興、被災地の食や文化などを発信します。またイベントでは、高校卒業までを宮城県で過ごし復興庁の万博復興PRアンバサダーを務めるプロフィギュアスケーター荒川静香さんのメッセージが披露されました。

(荒川さんのメッセージ)
「震災直後、私に何か役に立てることはないかと仙台に戻る道中で目にした故郷の変わり果てた光景は今も心に深く刻まれています」

大阪・関西万博は4月13日に開幕し、復興庁の展示は5月19日から5日間会場内のEXPOメッセで行われる予定です。