はしかと風疹を防ぐ混合ワクチン「MRワクチン」の供給状況を日本小児科医会が調査したところ、希望した量のワクチンを入手できていない医療機関がおよそ半数に上ることがわかりました。

はしかと風疹の混合ワクチン「MRワクチン」をめぐっては、一部のメーカーが有効性の低下の原因究明をするため、去年から出荷を停止している影響で供給が不安定になっています。

「MRワクチン」の定期接種の対象となる子どもは、▼1歳と、▼就学前の5~6歳で、就学前の子どもは3月末が期限となっています。

日本小児科医会が先月、全国438の医療機関の医師から回答を得た結果、注文した量のワクチンが入手できていない医療機関が48%と、およそ半数に上ることがわかりました。

また、就学前の子どもへの定期接種では、▼新規の予約を中止、あるいは予約を制限している医療機関が24%、▼待機する人はいるが、順次接種しているのが22%と、接種の遅れが出ていることがわかりました。

厚生労働省は「他の製薬会社が出荷の前倒しをしていて、供給量は例年並みとなる見通し」だとしながらも、「地域によって供給量が偏っている可能性があり、流通面での問題について調査を行い、対応している」としています。