佐渡金山の世界文化遺産登録を後押ししてきた新潟の市民団体が今年度末をもって解散することを決め、会員を集めた臨時総会でこれまでの感謝の思いを伝えました。
「佐渡を世界遺産にする新潟の会」は2012年に設立された市民団体で、新潟市内に事務局を置き、400を超える会員数を誇ります。これまで佐渡の金山を世界文化遺産に登録するために市民主体の運動を推し進めてきました。
新潟の会は2月9日に臨時総会を開き、新潟大学名誉教授で新潟の会会長の池田哲夫さんが挨拶しました。

池田会長は「会が発足してから13年という長い道のりだった。その中で、推薦書の先送りなど悔しい思いもあったが、今回の登録で喜びもひとしお」と語り、鈴木康之新潟県副知事や鬼澤佳弘佐渡市副市長など出席者に感謝の思いを伝えました。

また、3月末での会の解散について議案が出され、全会一致で承認されました。その後の祝賀式では、地元の建設会社などに対して感謝状が贈られるなど2024年7月に佐渡金山が世界文化遺産に登録されたことを改めて喜び合っていました。