5年に1度開かれ、「和牛のオリンピック」とも呼ばれる国内最大の和牛の品評会、全国和牛能力共進会が先ほど、鹿児島で開幕しました。

今回で12回目となる全国和牛能力共進会は52年ぶりに鹿児島での開催で、過去最多の41道府県からおよそ440頭が出品されます。

会場のひとつ、霧島市牧園町では先ほどから開会式が開かれ、塩田知事が「和牛業界が新型コロナなどの逆境を乗り越える新たな一歩になることを願う」と激励した後、出品者を代表して鹿屋市の森ファーム社長・森義之さんが決意を述べました。

(鹿児島県代表 森ファーム社長・森義之さん)「和牛こそ我が人生と、和牛に全人生をかけた全出品者と愛する牛たちとともに、大会期間中、輝きを放ち続けることをここに誓います」

大会は、種牛の部は霧島市牧園町、肉牛の部は南九州市知覧町を会場に今月10日まで5日間開かれます。前回、総合順位で全国1位だった鹿児島からは9つある部門にあわせて24頭が出品します。

ただ、今回は総合順位をつけないため、各審査区分でのトップや、種牛と肉牛の部で最も優れた牛に贈られる内閣総理大臣賞の獲得を目指しています。