山口県山口市にある農業試験場跡地の利用を巡る動きです。

市民団体が開かれた形で協議が行われるよう、諮問機関の設置を求めました。

要望を行ったのは山口市有機・環境保全型農業公園を造る会で安渓遊地代表が要望書を手渡しました。

跡地の利用に向けては現在、県と市による協議会で話し合いが進められています。

安渓代表は、開かれた形の協議が必要と述べ、関係する個人や団体による諮問機関の設置を求めました。

また、地域の声を聞いてとりまとめた農業公園としての利用もアピールしました。

山口市有機・環境保全型農業公園を造る会 安渓遊地 代表
「決めた方針で粛々とやっていくんだのような雰囲気なんですけれども、それでは100年後、1000年後のわれわれの財産をちゃんと伝えていくことができないんじゃないか」

市側は、「諮問機関を設置することは考えにない」と回答しました。

要望書は県にも渡されていて、会は今後、農業公園の実現に向けた署名活動に力を入れる考えです。