元サッカー日本代表キャプテンで、日本サッカー協会の宮本恒靖会長が高知を訪れ、知事や高知市長と意見を交わしました。宮本会長は高知にJリーグが誕生したことで、さらなるサッカーの普及につながればと期待を寄せています。

高知を訪れたのは、2024年3月に日本サッカー協会の15代会長に就任した、宮本恒靖さんです。

宮本会長は、各地域のサッカーを取り巻く環境について課題などを共有するため全国47都道府県を順次訪れていて、7日は、高知県サッカー協会や知事などと意見を交わしました。

高知ユナイテッドSCの秋田豊新監督とともに、2002年のワールドカップのメンバーだったという宮本会長。秋田監督は選手のイメージが強いといい、濵田知事に当時の思い出を語りました。

(日本サッカー協会 宮本恒靖 会長)
「当時代表チームの合宿で2人部屋の時期もあって、その時に秋田さんと一緒で、2人とも試合に出られなかった日は、ちょっと走りに行くか!って悔しさやコンディション面を含め、走りに行って・・・そんなこともありましたね」

そして、スタジアムの話題に。

(濵田知事)
「競技場の照明も急ぎLED化をして、基準をクリアできるようにしております」
(宮本会長)
「新スタジアムがまちなかにできるとかっていう世界もあれば・・・地域の皆さんの意識も高まるでしょうし・・・」

このあと宮本会長は高知市の桑名市長を訪ねました。ヴィッセル神戸に在籍していた時、春野でのキャンプ中に利用していた温泉での出来事がいまでも心に残っているようです。

(宮本会長)
「お風呂から出て、子どもがいたので写真を撮った。その子が8年後くらいに高校選手権に出るような子になってて、『あの時の〇〇です』って写真を見せられたことがあって。なんかつながるなと・・・」

(桑名龍吾 高知市長)
「ユナイテッドがJに上がりましたので、プロの世界のプレーを見るのは、子どもたちにものすごく励みになると思います」

Jリーグが高知に誕生したことで、さらなるサッカーの普及に期待を寄せている宮本会長。2025年の夏ごろまでに、全国各地を訪れるということです。