プロ野球の春季キャンプが盛り上がりをみせています。
地元・宮崎県都城市出身で読売ジャイアンツの戸郷翔征投手に注目します。
絶対的エースとしてチームの柱となった戸郷投手に今年の意気込みを聞きました。

宮崎市で春季キャンプを実施している巨人。

会場には、連日、県内外から大勢のファンが訪れていますが、ひときわ注目を集めるのが…

(Q.お目当ての選手は?)
(ファン)
「戸郷投手。ピッチングフォームがすごく素敵で」
「戸郷くん。沢村賞と最多勝、期待しています」
「(戸郷投手)かっこいい。戸郷選手!サインください!」

都城市出身で今年プロ7年目を迎えた戸郷翔征投手(24歳)。

戸郷投手の中学校の同級生でもあるMRTの髙橋美苑リポーターがたっぷり話を伺いました。

(昨季は)本当にいろんな体験や経験ができたすごいシーズンだった

去年は26試合に登板し、3年連続で12勝を上げ、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した戸郷投手。

5月にはノーヒットノーランを達成し、2度目となる最多奪三振も獲得したほか侍ジャパンとして国際大会、プレミア12に出場するなど活躍の幅を広げましたが、さまざまな思いを抱いたシーズンとなったと振り返ります。

(髙橋美苑リポーター)
「戸郷投手にとって、どんな1年だったでしょうか?」

(戸郷翔征投手)
「開幕投手から始まって、最後の最後も日本一取れず、プレミアも決勝で負けるという悔しい思いもしたが、本当にいろんな体験や経験ができたすごいシーズンだった。
良く言えば12勝3年連続でできたし、悪く言えば、12勝で終わってしまったというところもあるし、毎年だが、殻を破れていない自分に色んな感情も抱きながら、毎シーズン過ごしていた」

カットボールに田中将大投手

戸郷投手が今年の春季キャンプで挑戦しているのがカットボール。勝負どころの場面で自身の武器にしたいと調整にあたっています。

(戸郷翔征投手)
「ブルペンで、この前3,4球投げて、だいぶ僕の中でもいい感覚を得てますし、これから実践だったり、試合の中で作っていければいい」

エースの菅野智之投手がメジャーに移籍し、より期待を背負う今年、チームには楽天から田中将大投手が移籍しました。

大先輩に栄養面のことや、普段、意識していることなど、アドバイスをもらっているようです。

(戸郷翔征投手)
「接し方がわからなかったり、最初の入りが難しかったりして、あまり最初、会話もできてない選手も多かったが、僕はあまりそういうことは考えないので、ガツガツいける」

新勢力の選手たちが馴染みやすいように意識していると話す戸郷投手。
5日、自身のSNSに宮崎市内の焼肉屋で開催された投手会の写真を投稿していました。

(髙橋リポーター)
「今年は幹事でした?」
(戸郷翔征投手)
「残念ながら幹事はね、今年なかったんですよね。特になにもすることなく、終わりましたね」
(髙橋リポーター)
「毎年、恒例だったのに・・・」
(戸郷翔征投手)
「そうですね、でも、ちょっと楽でしたね」

自身の目標「沢村賞」

チームの主力として日本一を目指す戸郷投手ですが、今年、自身の目標としているのが「沢村賞」です。

(戸郷翔征投手)
「目標はそこ(沢村賞)を目指したいと僕も純粋に思っているので、なんとか自分の殻を破って、今年取れるようにという思いを書いた」

飽くなき向上心で進化を続ける戸郷投手。
地元・宮崎から若きエースの挑戦の1年が始まります。

(戸郷翔征投手)
「僕の状態としてはすごく今年はいいのかなと思いながら、自分に期待したい年になるかな。自分の立ち位置も変わってきて、求められていくものも、毎年、高くなっているが、何とかその期待に応えられるように頑張りたい。
この宮崎でキャンプを迎えられて僕自身もすごく光栄だし、ファンの方と会える機会を楽しみに練習するのでたくさん来てください!待っています。
今年も戸郷翔征をCheck!」

※MRTテレビ「Check!」2月7日(金)放送分から