「鶏肉パワー」で老人脳を予防

Q.脳の老化防止に最適なのはどっち?
A:鶏むね肉の焼き鳥
B:鶏もも肉の焼き鳥

正解は・・・
A:鶏むね肉の焼き鳥
鶏むね肉には、脳の老化の改善効果がある「イミダゾールジペプチド」が豊富に含まれています。鶏もも肉にも含まれていますが、むね肉の方が含有量が多くなっています。
加熱をすると分解されてより多くなるのですが、中でも効果的な調理法は「焼き」。茹でると肉の成分が煮汁に移ってしまいますが、焼くと肉の中にとどまるのでそのまま摂取できます。
イミダゾールジペプチドは加齢で減少するので、高齢者には特におすすめです。
脳科学者 西 剛志氏:
実は、鳥がなぜ長時間飛べるかに、イミダゾールジペプチドが関わっています。
特に渡り鳥にはかなり豊富に含まれていて、飛ぶときに「もも」よりも動く「むね」や「手羽先」に多く含まれています。
イミダゾールジペプチドには疲労回復効果が顕著にあり、抗酸化作用があります。近年は記憶力の改善や、アルツハイマー型認知症の予防に効果があったという報告もあります。
摂取量の目安は鶏肉だと1日に手のひらサイズのものを一つ程度。
食べ始めて2週間後に一番効果が出るとされています。
コメンテーター 友利新:
試験の2週間前から食べるといいですね。今日から焼き鳥だわ。
(ひるおび 2025年2月4日放送より)
==========
<プロフィール>
西 剛志(にし たけゆき)氏
脳科学者として企業から個人まで3万人以上をサポート
『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』など脳に関する本を多数執筆