長崎県の『人口減少』が、国の研究所の予想よりも“早く進む”との予測を九州経済調査協会が発表しました。

九州経済調査協会は、現在およそ131万人の長崎県の人口について、2040年には100万人を切り、2050年には83万6千人になると推計しています。
九州経済調査協会が、国勢調査などに基づき発表した2050年までの将来推計人口によりますと、
2020年に131万2千人だった長崎県の人口は──
2040年には100万人を下回り、
2050年には83万6千人と、30年間で36・3%減少する見込みです。
長崎県の減少率予測は九州・沖縄地区ワーストで、4年前に国の研究所が出した推計より減少のペースが速まっています。


市町別では──
南島原市と新上五島町で30年後の減少率が50%を超える見込みで、
最も下げ幅が少ない大村市でもマイナス14・3%と、すべての市町で減少が予測されています。

長崎県の減少率が高い要因について協会では──
県外への転出増加に加え「新型コロナの影響を受けた出生数減少の影響が大きい」と分析しており「出生減の影響の長期化が懸念される」としています。