宮崎県川南町の海岸に、クジラの死骸が漂着しているのを町民が発見しました。
クジラはザトウクジラの子どもとみられています。

(三浦功将記者)
「海岸に突如として現れた黒い物体。横に長く伸びたウネに、そして、そこに付いたフジツボ。ザトウクジラの死骸です」

川南町の海岸に打ち上げられていたのはザトウクジラ。
体長はおよそ11メートルで、大人の大きさに近づいた子どものクジラとみられています。

(町民)
「すごく大きくて、いやビックリしている」

クジラの死骸は、5日正午ごろに町民が発見。
その後、県内で鯨の調査・研究を行っているNPO法人宮崎くじら研究会が、写真などからザトウクジラと確認しました。

(宮崎くじら研究会 西田 伸 理事)
「ザトウクジラみたいな大型のヒゲクジラが打ちあがること自体まれ。背中側に何かそういったも(傷)があるのかもしれません。一般的には、われわれもだが、体調を悪くして、何らかの原因で弱くなってしまって、死んでしまって、打ちあがったということが考えられる」

宮崎くじら研究会は、8日、国立科学博物館などと合同でクジラの死骸を解剖して調査し、その後、町が死骸を埋却することにしています。