山口県下関市の特産品・フグを使ったピザが開発されました。
フグの刺身がのった生地に散りばめられた安岡ネギ。
最後にポン酢をかけて、ピザなのかフグ刺しなのか。
和と洋で、一見相いれない組み合わせですが…
記者
「もっちりパリパリの生地とフグがとても合います。とてもおいしいです」
原田陽子 店長
「やっぱり下関といえばフグ。下関の内日のお米、生米を粉砕して作っているのが一番の売りです」
手がけたのは、小麦粉を一切使わない米粉のパンなどをつくって販売するグルテンフリーの専門店「KOMEKO88(下関市⾚間町)」。
多いときは1日で200個のパンが完売します。
ピザ生地は、下関産の生米で作られています。
軟水に浸けて、水分をたっぷり含んだ生米をミキサーで粉砕。
乾燥させないことで、米本来の甘味を残すことができるそうです。
フグは、地元の水産加工会社から新鮮なものを仕入れています。
ニンニクと塩、オリーブオイルに一晩漬けたフグを生地にたっぷりとトッピング。
地産地消で、地元農水産物をふんだんに使った「和風お米ピザ」の完成です。
生地がお米なのでフグと相性抜群。
毎月1回から2回、“ピザの日”で予約販売しています。
小麦や食品添加物を一切使わないことにもこだわりました。
食物アレルギーの人に食の選択肢を増やそうと米を使ったピザを開発した2人。
今後、和洋中の料理も挑戦したいと話します。
原田陽子 店長
「まずはぜひ一度食べていただきたい。食べてみて新感覚を味わっていただきたい」
夫 原田修平さん
「今まであんまりなかったと思うけど、やっぱり下関だからできるかなと。新鮮なフグがあるからこれも成り立つんじゃないかな」
意外な組み合わせのピザ…フグの本場・下関で新たな名物になるのでしょうか。