「お金の紙幣番号を調べる必要がある」などのウソで、山口県下関市に住む女性が現金1500万円をだまし取られました。

被害に遭ったのは、80代の女性です。

警察によると、去年11月、女性の自宅の固定電話にNTTカスタマーセンターを名乗る男から電話があり「あなた名義で契約された電話が犯罪に使用されている」などと言われました。

教えられた番号に電話したところ、刑事を名乗る男や検察官を名乗る男から「通帳を調べる必要がある。お金の紙幣番号を調べる必要がある」などと言われ、女性は口座から預金を全て引き出しました。

金を引き出したことを男に伝えると、現金を袋に入れて指定した場所に置くよう指示され、現金1500万円をだまし取られました。

警察は「警察が電話で取り調べを行うことはありえない」として、警察や家族に相談するよう呼びかけています。