統合“破談”で日産が進む道は?
ホランキャスター:
破談になると、日産は自力でやっていくか、他の道を探すことになるのでしょうか。
梅田翔太朗記者:
日産にしろホンダにしろ、単独では生きていけないことは、両者の共通見解です。そのため、新しいパートナーを見つける必要がありますが、一緒に手を握れる相手はなかなかいません。現在、台湾の大手電機メーカー「鴻海精密工業」が日産の買収を考えているという報道も出ていますが、それについてもどうなるかわからないのが現状です。
EV事業は、ホンダと提携関係継続の協議を続けていく段階にあるそうなので、経営統合はできなくても、何らかの提携は行われるのではないかと思っています。
井上キャスター:
これだけ大きな日本の企業の買収となれば、政府は台湾の「鴻海精密工業」と話し合うのだと思いますが、政府からすれば、アメリカや日本の企業と組んで欲しいといった思いもあるのでしょうか。
梅田翔太朗記者:
台湾の企業の場合、安全保障上の観点から反対の声があがる可能性もあるので、まだ予断が許されない、不透明な状況です。
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<プロフィール>
梅田翔太郎
TBS報道局経済部
2018年から自動車業界を長年取材
秋元里奈 さん
オンライン直売所「食べチョク」代表 34歳
神奈川の農家に生まれる