■まず、新庄市の件をふり返る

ではまず、新庄市の件を見てみる。新庄市では今月1日に街のど真ん中、最上公園とその周辺でクマが出没し、大捕り物となった。

※画像は過去オンエアより

最終的には住宅と住宅の間で麻酔銃を使い捕獲されたが、そこに至った理由を新庄市の担当者に聞いた。

Q最初から猟銃は使えなかった?

「住宅地での銃の使用は法律で禁じられている。相当の危険がある場合は警察が許可を出すこともできるが、今回は最初から許可は出せないと言われていた」

つまり、今回は最初から殺処分の選択はなかった。ただし危険があった場合は許可が出せるわけで、猟友会は待機していた。

「箱ワナを設置して入ってくれればよかったが、そうはならず、最終的に住宅地に入り込んでしまったために麻酔銃を使用した」

麻酔銃は獣医か、麻酔銃を撃つ資格がある者しか扱えない。そして麻酔銃の使用許可は県が出す。

新庄市の件では県が許可を出し、麻酔銃が使用された。