アメリカIT大手グーグルの持ち株会社アルファベットが去年10月から12月までの四半期決算を発表し、売上高、純利益ともに過去最高となりました。

4日に発表されたアルファベットの決算で、▼売上高は前の年の同じ時期を12%上回る964億6900万ドル、日本円でおよそ14兆9000億円、▼純利益は28%増え265億3600万ドル、およそ4兆1000億円でした。

売上高、純利益ともに過去最高を更新したほか、企業向けにAIサービスを提供するクラウド事業の売上高も前の年に比べて30%増えましたが、市場予想を下回り、株価は4日の時間外取引で、一時、8%以上下落しました。

アルファベットをめぐっては、中国がアメリカによる追加関税発動に対する対抗措置という形で、傘下のグーグルを独占禁止法違反の疑いで調査すると発表しています。

ロイター通信などによりますと、現地では検索サービスは利用できないものの、広告関連事業は展開されていて、今後の影響が注目されます。