■「必要ない場所に発令」「タイミングが遅い」Jアラートに不手際


松野博一官房長官
ミサイルに注意が必要となる地域でないにもかかわらず東京都の島しょ部9町村にミサイルが発射された旨の情報伝達が行われたものと考えられるため、現在関係省庁において原因等確認中であります」

本来必要のない伊豆諸島や小笠原諸島などにも発令されたのです。また自民党内からはJアラート発令のタイミングが遅いとの指摘も。


自民党 石破茂元幹事長
「すでにどこかに落下した後にJアラートが継続して出されて。飛行機は飛ばない、新幹線は走らない、漁にも出られない。そのときにはもうミサイルはどこかに着弾していたと」


東京・銀座では号外が配られました。

女性
「聞いたことない緊急速報だったからどうしようかと思った。怖かった」


日本を通過した弾道ミサイルは約22分間飛行し、午前7時44分頃太平洋の日本の排他的経済水域の外に落下。飛行距離は過去最長の約4600kmと推定されます。


岸田総理大臣
「最近の度重なる弾道ミサイルの発射に続く暴挙であり、強く非難をいたします。この事態を受けて落下物等による被害がないかの確認、情報収集・分析の徹底、 関係国との連携、こうしたものを指示したところであります」

政府は北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し最も強い表現で非難しました。