改選されても不信任派の市議会議員は過半数。大阪府の岸和田市長は失職の公算が大きくなっています。
2月3日午前、岸和田市議選の当選者24人が当選証書を受け取りました。
女性との性的関係をめぐる裁判で和解した永野耕平市長(46)は、不倫関係は認めつつも性加害については否定。当初は多くを語ろうとしなかったことなどもあり、市民や議会から説明を求める声が上がりました。市議会は「市政の混乱を招いた」などとして、去年12月、賛成多数で永野市長に対する不信任決議案を可決。これに対し永野市長は、失職はせず、議会を解散することを選びました。
(永野耕平市長 去年12月)「不信任決議の内容について、まったく理解もできませんし、まったく当たらないと思っています」
こうして始まった市議選。大阪維新の会の中岡佐織さん(49)は、前回はトップ当選を果たしていました。永野市長の“古巣”維新の所属でありながら、去年12月の不信任決議案には会派の中で唯一、賛成票を投じました。
(大阪維新の会 中岡佐織さん)「(議会の解散は)簡単に言ったら逆ギレだと思います。税金の無駄遣いですし、こういった予算は大事にもっと使いたいところがたくさんありますので、まったく間違いだと思っています」
そんな中、今回の候補者で注目を集めたのが、市長の妻・永野紗代さん(38)です。
(無所属 永野紗代さん)「子育て中の思いなどを市政に届けたい」
選挙戦では子育て施策に取り組みたいと訴えましたが、夫の不倫問題によって選挙に至ったことについては言及を避けました。結果は、1837票獲得して当選。出馬した妻の当選を喜び、市長もお祝いに駆けつけました。
(永野紗代さん)「(Q(永野市長と)どういう言葉を交わされましたか?)おめでとうって言ってくれました」
夫である市長への不信任案が出た場合にどう対応するか聞かれると…
(永野紗代さん)「12月と同じ内容のものでしたら、反対します。違う内容のものが出るのであれば、(内容を)きっちり見て精査して、そこはそのときに考えます」
永野市長への不信任案が再び出た場合に賛成するかどうか。MBSなどの調査で当選した24人に尋ねたところ、「賛成」は17人、「反対」は市長の妻1人、公明党の6人は「無回答」としました。
(当選した 烏野隆生さん)「個人的には不信任案には賛成なので出すつもりでいます。臨時幹事長会議等をしながら、調整に入っていくと思いますけど、いつかは僕も分からない」
改めて不信任案が提出された場合は、過半数の賛成で可決することから、再び可決される見込みが高い状況です。これについて永野市長は…
(永野耕平市長)「今回、不信任がもし可決されたら自動的に失職になると思いますので、決めるのは議会だと思います。また立候補して頑張りたいと思っています」
岸和田市政の混乱は収まる気配がありません。
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