ここ数年、官民問わず全国的に人材の確保が難しくなっています。

県では行政職の試験に適性検査のSPI3(エスピーアイスリー)を導入したりスケジュールを前倒しするなど、2025年度からの採用試験を見直します。県は年々受験者数が減っているとして、2025年度の採用試験では通常より早期に試験を行う「先行枠」を行政職に導入するほか、「カムバック採用」を取り入れると発表しました。

「先行枠」では毎年6月に試験を行い8月に合格を通知していた採用スケジュールをおよそ2か月、前倒しします。

さらに民間企業の就職選考でも導入実績の多い適性検査の試験であるSPI3を導入、また、受験はオンラインでも可能となります。

「カムバック採用」では、国や県などを早期に退職した公務員経験者を任用することで即戦力の人材確保を図るということです。

また、受験者の確保が特に難しい総合土木職については受験年齢を22歳から21歳に引き下げるほか、民間での職務経験がある人を対象とした試験も年1回から2回に増やします。

馳知事「こうした取り組みを通じて職員の確保に努め、能登半島地震、奥能登豪雨からの復旧・復興にしっかりと取り組んでまいりたい」

採用試験の詳細については、3月上旬以降に順次公表される予定です。