北朝鮮の拉致問題について考える集いが1日、長野市で開かれ、拉致被害者の家族が一刻も早い解決を訴えました。

長野市で行われた「拉致問題を考える国民の集い」は、政府の拉致問題対策本部などが開いているもので、県内では初めて開催されました。


拉致被害者の横田めぐみさんの弟で被害者家族連絡会の代表を務める横田拓也(よこた・たくや)さんは、「未解決の人権侵害問題であり、一人ひとりが自身の問題としてほしい」と早期救出を訴えました。

横田めぐみさん


また、塩尻市出身で拉致の疑いを否定できない特定失踪者、高野清文(たかの・きよふみ)さんの妹・美幸(みゆき)さんも登壇し、長野県も拉致問題と無関係ではないと訴えました。


集いでは、拉致被害者全員の一括帰国を実現させるための理解と協力を呼びかけていました。