石川県七尾市を拠点に活動する漫画家が、能登半島地震を題材にSNSで作品を発信しました。地震発生の様子や余震が続く中の在宅避難生活などの震災体験をコミカルに描かれる中、漫画に込めた思いとは。

漫画家兼イラストレーターのまえだ永吉さん(36)。まえださんはイラストレーターとして別の名前で活動していましたが、2023年、実家のある七尾に拠点を移し、今のペンネームで執筆しています。

まえだ永吉さん


まえだ永吉さん
「別の絵柄でイラストレーターを本業の傍らで副業していたんですけど、それが本業になればいいなと思い、思い切ってフリーになった」

被災した体験を体験漫画として公開

まえださんが注目を集めたのは能登半島地震を題材にした体験記。発生時や車中泊、被害の様子などをリアルに描き去年2月からSNSでの投稿を始めました。

まえださんの著書

コミカルに描かれる、被災の辛さ。

まえださんの作品から

漫画を描くうえでまえださんが悩んだのは、地震で苦しい思いをしている被災者の心情と、読者に読んでもらうための面白さのバランスです。