埼玉県八潮市で発生した道路の陥没事故は発生から72時間が経過しましたが依然として男性運転手の安否はわかっていません。今回の事故を受け宮城県は31日、管理する下水道管を緊急点検しました。

宮城・多賀城市でも点検

このうち多賀城市で行われた緊急点検では県中南部下水道事務所の職員4人がマンホールを開け、内部の壁面などを目視で確認しました。

埼玉県で起きた道路の陥没事故を受け、国は全国の自治体に対し「直径2メートル以上」で、「晴天時に1日あたり30万トン以上下水を処理できる処理場と繋がる下水道管」を対象に緊急点検を要請しています。

県内に対象となる下水道管はありませんが、県は、腐食が懸念される下水道管などがある11の自治体で自主的に点検しました。その結果、問題は見つからなかったということです。

県水道局中南部下水道事務所 千葉隆史所長:
「これまで(点検を)やってきて極端な異常は発見されていないので、陥没についてはなかなか想定しづらい状況。今後も点検をして管路の維持に努めていきたい」