両候補者の訴えにもっとも違いが出るのが、「米軍キャンプキンザーの返還」と「那覇軍港の浦添移設」へのスタンスです。

松本さんは軍港の受け入れを容認していますが、それがキャンプキンザーの早期返還、そして跡地利用による浦添の発展につながると話します。

里道さんは那覇軍港の移設によってキンザーが返還される保証はないと主張。また返還跡地の発展は西海岸の海があってこそだと訴えます。

▼現職・松本哲治氏「浦添だけで100%の理想を語ることはできますが、やはり現実の中で何を譲って何を得るのかは考えていかなければいけない。複雑な背景があるのが我が浦添市なんですよ。ですから私たち浦添市民は苦渋の苦渋の中で現在の選択をしてきた」

▼新人・里道昭美氏「那覇軍港を返すからこっちで(軍港)造れという。セット論をまやかしのように使われているというのは、本当許せないと思うので。きっぱり基地はいらないですよと。あの海がそのままでキンザーが返ってきてこその浦添の発展だと思っています」

また主な争点としては、現職の3期12年の評価も問われます。浦添市長選挙は、2月2日に告示され、9日に投開票されます。