J2昇格を目指すサッカーJ3の松本山雅。
和歌山県でのキャンプを取材しました。
和歌山県串本町。
山雅は1月22日から一次キャンプに入りました。

上原記者:
「新戦力11人を迎えての和歌山キャンプ。リラックスした雰囲気で選手たちはトレーニングを重ねています」
あたたかな日差しのもと練習に打ち込む選手たち。
背番号40 樋口大輝選手:
「あたたかいところで練習できて、松本では天然芝を使えなかったので、こういう環境はいいことだと思う」
昨シーズンの主力選手の多くが残った山雅。
一方で、早川知伸監督が新たにチームを率いることになりました。

背番号10 菊井悠介選手:
「新しい監督なので、いかにチームとして戦術を早く落とし込んでいけるかだと思う」
監督がテーマに掲げたのは「攻守の切り替えのスピード感」。
ボールを奪ってからの攻撃や、失ってからの守備など、それぞれの局面への切り替えに重点を置いています。
背番号11 浅川隼人選手:
「切り替えの速さや、最後までしっかりやりきるというところを口酸っぱく言われています」

早川知伸監督:
「攻撃・守備においてすごく大事なことを選手たちが連携しながらできるということを望んでいる」
また、新戦力11人を迎えてのチーム作りは、ピッチの外でも!
寝食を共にしながらコミュニケーションを深めます。

ピッチを離れても頭の中はサッカー一色。
新加入選手も溶け込んでいきます。
背番号33 キムジュンヒョン選手:
「Very funny and kind!みんなとても面白くて親切だよ!」
翌日には、同じJ3のFC大阪とのトレーニングマッチ。
ゴール前でのミスから先制を許します。
FC大阪は昨シーズン、リーグ最少失点で堅い守りが持ち味のチーム。
思うように攻め切れない中、ベテランが魅せました。
コーナーキックから高橋選手が押し込んで同点に追いつきます。
これでリズムをつかむと山本龍平選手のクロスに佐相選手が合わせて、これが決勝点に。
早川知伸監督:
「正直勝った気にならない感じです。緻密なものは必要なので、大枠だけではなくて細かな部分にも目を配って、これからのキャンプでもやっていきたいです」
開幕戦は2月23日。
チームは2月3日から鹿児島へ移動し、トレーニングを重ねます。