なにが起きていたのか?記者が業者を直撃

 当時、会社でなにが起きていたのか。今年1月、私たちは社長に直接事情を聞くため、千葉県にある自宅に向かいました。しかし、出てきたのは社長ではなく、新しく引っ越してきた住人で、社長の携帯電話は解約されていました。

 そこで、社長が店の運営を任せていたという甥の店長に話を聞くことにしました。すると店長は、撮影しないことを条件に取材に応じ、次のように話しました。
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 (店長)「私はあくまで店長で、会社の経営体制は代表や役員ではないのでわからないです。破産申立することは直前まで知らなかったので、販売を続けていました」
 (記者)「なぜ現金先払いを求めたのですか?」
 (店長)「現金先払いは20年以上前からやっていました。結果として納車できなかったことは申し訳ないです」

 店長は「経営状態は知らないため破産は見通せず、いつもどおり現金先払いを求めていた」と説明しました。

 楽しみにしていた新車が納車されず、多額の代金も戻ってこない人たち。納得できる説明を求めています。
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