見た目は瓜二つ あの“高級ウイスキー”と思いきや…
関西地方に住むウイスキー愛好家の太田さん(40代・仮名)。
(太田さん)
「これがAmazonから届いたウイスキーです」

見せてくれたのは、2024年の夏にAmazonで購入したというサントリーの高級ウイスキー「山崎12年」。
入手困難な国産ウイスキーの代表格で、高額で取引されることも珍しくありませんが、太田さんは定価より5000円ほど安いアウトレット価格で購入しました。
商品の状態はほぼ新品。しかし…

(太田さん)
「(コレクション用に)自分の持っている正規品と比べて明らかにちょっと怪しいというのがあり、何が入っているのかわからないので、怖いので飲めませんでした」
箱には「検品済」と書かれたシールも貼られていますが、太田さんは「ニセモノではないか」と疑っているのです。
向かって左が、太田さんが約半年前、正規店で購入した「山崎12年」。
それと比べて今回購入したものは、特にキャップ部分に違和感があると言います。

(太田さん)
「上から見ると分かるんですが、本物はキャップ部分の形が(浮き上がって)出ているが、今回の購入品はツルツル。色も、本物の方が濃い金色というか、今回の購入品は薄い感じがする」


瓶の色にも明らかな違いが。さらに商品ページに載っていたブランド名を見てみると…
(太田さん)
「『SUNTORYWHISKY-JP(サントリーウイスキージャパン)』と書いてますね」

正規の販売元、「サントリー」とよく似た名前です。
この業者についてサントリーに聞いてみると、「弊社と関係ございません」ときっぱり関与を否定しました。