宮城県の来年度の当初予算案が固まり、一般会計は総額およそ1兆265億円と14年連続で1兆円を超える規模となりました。

関係者によりますと、県の来年度一般会計当初予算案は、総額でおよそ1兆265億円で、今年度の当初予算を27億円上回りました。1兆円台となるのは14年連続です。

具体的には、人口減少対策として男性の育休取得奨励金に2000万円を計上します。男性社員が28日以上育休を取得した中小企業に20万円を交付し、6か月以上の取得で30万円を上乗せます。

また、DX推進の施策として、公立高校入試などの出願手続きのオンライン化に8000万円を確保。さらに海水温の上昇を受け、ホヤやカキなどの養殖業への支援や真珠が取れるアコヤガイなど新しい養殖業の開拓に向けた調査に2億円を盛り込んでいます。

県は、来年度当初予算案を2月12日開会の県議会2月定例会に提出します。