警戒される大雪によるリンゴ園での枝折れなどの雪害を抑えようと、青森県藤崎町で農業用の無人ヘリやドローンで融雪促進剤を散布する実演会が開かれました。
JA全農あおもりが開いた29日の実演会では、津軽地域のJAや県などから集まった約50人を前に、まずニンニク畑で農業用の無人ヘリが散布を行いました。
無人ヘリは、一度に重さ30kgの融雪促進剤を積むことができ、畑を往復しながら3分ほどで約10アールの散布を済ませました。
畑は1mほどの積雪があり、人の手で散布すれば30分以上かかるといいます。
また、ドローンによる散布も行われました。
JA全農あおもり 須藤雅樹 課長
「無人ヘリ・ドローンを活用してもらって、いま出ている被害を少しでも軽減してもらい、今後の生産に結びつけていってほしい」
29日に使用した機材は無人ヘリは1機1400万円、ドローンは1式380万円で、JA全農あおもりは散布作業の省力化に期待をよせています。