後継システム巡り 分かれる対応

一方で、広島バスや広島交通、JRバス中国などは、鉄道との乗り継ぎが1枚のカードで済む点や、県外から来る乗客が全国の交通系ICカードを不自由なく使える環境を維持したいといった点で、これまでも"PASPY"のカードリーダーで使えていた"ICOCA"をメインで導入することとなりました。
各事業者の準備が進む中、"PASPY"廃止まで残り二ヶ月を迎えた本通りバス停では、まだ多くの人が"PASPY"をカードリーダーにタッチしていました。
広島バスによりますと、ICカード利用客のうち、今月時点で"PASPY"を使う乗客は約65%、ICOCAは約25%、Suicaなどの他府県ICカードが約10%となっています。ICOCAに切り替える客も増えているそうですが、まだほとんどの乗客がPASPYを使っていることがわかります。

PASPYを使う乗客
「(新しくなると)バス会社によって使い方も違うので、ちょっと不便だなというのは思っています」
ICOCAとPASPYを使う乗客
「アストラムとバスの乗り継ぎなので2枚使っています。使い分けるのにときどき間違ったりするので、1枚で使えていた方が便利でした。PASPYがなくなるのは残念です」
ICOCAを使う乗客
「乗る度にカードが違うって言うのは困るので…JRとか一緒に使えるから便利だから」