「ありがとうT4」JR東海のドクターイエロー 引退後は…
JR東海のドクターイエローは午後6時前に東京駅に到着し、「T4編成」は2001年9月から約24年間にわたって新幹線の安全運行を支えてきた役目を終えました。

引退するドクターイエローは、名古屋市港区の「リニア・鉄道館」に保存・展示されることになっています。
また、JR東海は2026年度から2028年度にかけて最新車両「N700S」を新たに17編成導入すると発表していて、その一部にドクターイエローの検査を代わりに行う装置を備えて乗客を乗せながら検査を行っていくとしています。


新車両にはレールや枕木の状態を自動で把握する新たな機能や電線の金具をカメラで撮影し、異常がないかをAIで確認する設備などを備えていて、ドクターイエローと同等以上のデータを高い頻度で取得できるということです。
現在は目視などで行っている検査が不要になるため、作業員の負担軽減にもつながるということです。